照明器具を購入するとき、仕様表に「IP44」「IP65」「IP67」といった表記を目にします。一見すると抽象的な数字ですが、この数字こそが、ランプが湿気・ホコリ・水しぶきに耐えられるかどうかを左右します。選び方を誤ると、最初の雨でショートしてしまうことも。
お気に入りの一台を見つけるには、ウォールライトのコレクションをご覧ください。Lumoraが厳選した5つのモデルをご用意しています。
5分でわかる、やさしいガイドをご紹介します。
そもそもIP等級とは?
IPとはIngress Protection(侵入保護)の略です。国際規格(IEC 60529)に基づき、電気機器の耐性を次の2つの観点で等級分けしています。
- 固形物(ホコリ、指、工具など)
- 液体(水滴、水しぶき、浸水など)
IP等級の記載がない照明器具は、乾燥した室内専用です。浴室、屋外、シンクの近くのキッチンでお使いになる場合は、必ず等級をご確認ください。
IP等級の読み方
IP等級は2桁の数字で構成されます:IPXY
- 1桁目(X)=固形物に対する耐性。0(なし)から6(完全防塵)まで
- 2桁目(Y)=液体に対する耐性。0(なし)から9(高圧・高温の噴流)まで
具体例:IP65
- 6=完全防塵
- 5=あらゆる方向からの低圧噴流水に耐える
つまりIP65なら、雨にさらされる屋外でも問題なく設置できます。


よく使われるIP等級の早見表
目にするもののほとんど(約90%)は、次の等級です。
| 等級 | 固形物 | 液体 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| IP20 | 大きな物体(指など) | なし | 乾燥した室内(リビング、寝室) |
| IP23 | 2.5mm超の工具 | 斜めから降る小雨 | 屋根付きテラス |
| IP44 | 1mm超の物体 | あらゆる方向からの水しぶき | 浴室ゾーン2、屋根のある屋外 |
| IP54 | 限定的な防塵 | 水しぶき+小雨 | 吹きさらしのテラス、バルコニー |
| IP65 | 完全防塵 | 低圧噴流水 | 屋外直置き、庭 |
| IP67 | 完全防塵 | 水深1mで30分間の浸水 | プール、池 |
| IP68 | 完全防塵 | 継続的な浸水 | 水中プールライト |
どの部屋にどのIP等級?
リビングスペース(リビング・寝室・書斎)
IP20で十分。湿気や水はねの心配はありません。フランスで販売されている装飾照明の95%が、これに当てはまります。
キッチン
IP44を推奨シンクやコンロの近くに設置する照明(蒸気+水はねがあるため)。 IP20 ダイニングテーブル上のペンダントライトなら問題ありません。
バスルーム
最も規制の厳しい空間です。NF C 15-100規格では、バスルームを3つのゾーンに分け、それぞれ異なるIP等級を求めています(詳しくは専用セクションをご覧ください)。
テラス/屋根付きバルコニー
IP23以上, IP44を推奨。屋根の下に雨が直接降り込むことはまれですが、湿気はこもります。
屋外の露出した場所(庭・ファサード)
IP54以上, IP65を推奨。にわか雨にも動じない耐久性が求められます。
プール/池
IP67が必須(水面上)、IP68(水中に沈めるスポットライト)。
環境別 Lumoraのおすすめ
用途の異なる2つのモデルをご紹介します。
Carora — コードレスのキノコ型ランプ、3段階の明るさ
象徴的なキノコ型ランプが、タッチ式のコードレスに。頂部にそっと触れて点灯、明るさは3段階(やわらかな灯り・読書・明るめ)。USB-C充電、マットな仕上げ。ケーブル付き。
- テーブルランプ
- タッチ点灯
- 3段階の明るさ
- USB-C充電式
- 4色展開
Noara — ミラー仕上げのキノコ型、3つのムード
ミラー仕上げのメタルで作られたキノコ型シルエット。ベースを軽く押すと電球色から自然光色、寒色へと切り替わり、長押しで明るさを調整できます。USB-C充電式バッテリー、高さ25cm。
- テーブルランプ
- 3段階の色温度
- 明るさ調整可能
- USB-C充電式
- 高さ25cm
バスルームで守るべき規格(NF C 15-100)
バスルームは4つのボリューム(0〜3)に区分され、それぞれに必須の最低IP等級が定められています。この規格を守らないと感電の危険があるだけでなく、事故の際に保険が適用されない可能性があります。
| ゾーン | エリア | 必要なIP等級 |
|---|---|---|
| 0 | 浴槽・シャワートレイの内部 | IP67 + 12V安全超低電圧(TBT) |
| 1 | 浴槽の上方、高さ2.25mまで | IP44 + 安全超低電圧(TBT)またはクラスII |
| 2 | ゾーン0・1の周囲60cm | IP44 |
| 3 | その他のスペース | IP21以上 |
⚠️ 判断に迷う場合は、バスルームに照明を取り付ける前に電気工事士へご相談ください。NF C 15-100規格は、事故の際に法的な拘束力を持ちます。
よくあるご質問
IP44の照明は一年中屋外に置いたままにできますか?
屋根のある場所(屋根付きテラス、ポーチ)ならば可能です。雨が直接当たる場所では不可で、IP54以上を推奨します。雨の多い冬にはIP65をおすすめします。
IP20の照明を濡れた布で拭いても大丈夫ですか?
はい、軽く湿らせた布であれば問題ありません。ただし、スプレー式の洗剤の使用や水への浸漬は絶対におやめください。
IP65の照明は100%防水ですか?
低圧の水流には対応しています。ただし、水没には対応していません(その場合はIP67が必要です)。IP65は嵐にも耐えますが、水中に沈めることはできません。
電球にもIP等級はありますか?
はい。ただし重要なのは電球単体ではなく、照明器具全体のIP等級です。IP65の照明器具なら、パッキンが傷んでいない限り、通常の電球を使ってもIP65のままです。
低価格帯の製品で、偽のIP65を見分けるには?
CEマークの認証と、動画レビューでの模擬散水テストを確認しましょう。信頼できるブランドは、適合証明書と保証を提供しています。資料のない無名ブランドは、リスクが高いと言えます。
まとめ:覚えておきたい3つの等級
覚えるべき数字が3つだけなら、こちらです。
- IP20 = 屋内の乾燥した空間
- IP44 = バスルーム(ゾーン2・3)と屋根のあるテラス
- IP65 = 屋外の露出した場所
この3つの目安があれば、選び間違えることはありません。それ以外(プール、水中など)については、専門家にご相談ください。
Lumoraチームの見解
よくある落とし穴:「見た目が素敵」でもIP23の屋外用ランプを買ってしまうこと。1年後には内部が腐食し、LEDが故障。最初の節約が水の泡になります。 屋外の露出した場所では、IP54が最低ラインです.








